医療用精密機器の梱包容器(通箱)を製作いたしました。
もともとは段ボールが2箱(660x550x430Hと360x350x250H)用意され、製品と付属部品がそれぞれ梱包されていました。内部には、段ボール緩衝材、エアー緩衝材、発泡樹脂系の3種類の緩衝材がたくさん使用されていました。
しかし、緩衝材の種類が多く、梱包作業が複雑になっていたことと、段ボール箱、及び段ボール緩衝材から発生する紙粉が、医療現場に持ち込まれると不衛生であるという問題があり、梱包容器の樹脂化を検討されました。
まず、外装容器の材質を段ボールからプラスチックに変更しました。さらに従来は、別々に梱包されていた製品と付属部品を一つの箱に梱包できるように外装箱のサイズを変更しました。(730x560x360H)
さらに、緩衝材は、段ボール緩衝材、エアー緩衝材の使用を取り止めて、発泡系樹脂に統一しました。また、あらかじめ緩衝材を容器に接着させておくことで、梱包作業もわかりやすくなりました。
材質を段ボールから、プラスチックに変更したことで、外装箱の耐久性がアップし、繰り返し使用しても紙粉が発生せず、衛生的に運用できるようになりました。また、見た目の清潔感も格段によくなりました。
事例 No. | 0044 |
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商品 | プラダン(その他の形式) |
材質 | 高強度軽量プラスチックパネル5mm |
サイズ | 730x560x360H |