ステンレスの板形状部材を工場内で移動、保管するための通い箱をプラダンで製作しました。
工場内での移動を楽に行えるようにしたいというユーザー様の希望で、ケースの下部にストッパー付きのキャスターを取付けました。キャスター取付け部分にかかる力や、製品の荷重を考慮し、プラスチックダンボールの厚味は10mmにしています。
一見、通常のC式ケースに見えますが、コーナー部分に取付けられたピンを外すことで、2枚の側面パネルを開放することが可能です。
なぜこのようにパネルを展開式にしたのか。それは製品の出し入れを楽に行えるようにしたいと考えたからです。ステンレス部材が緩衝材に収められ、ケースいっぱいになるまで詰め込まれますと下の写真のようになります。
箱に入る製品がステンレス製だということもあり、それなりの重量になるので、出し入れするときはしっかり両手でつかんで作業をする必要がありました。このような背景があったので、今回、側面のパネルが展開できる仕様の通い箱を作製しました。
キャスターを取り付けたり、側面が展開できるように加工したり、改めて、プラダンケース設計の奥深さ、自由度の高さを感じさせてくれた案件でした。
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