不織布を輸送・保管するための大型通い箱を製作しました。
A地点からB地点への定期物流であるため、繰り返しの輸送に耐えられるよう、高強度なプラスチックパネルを主材料に使用しています。
設計にあたっては貨物の特性上、衛生面での配慮が求められました。そこで、使用するパネルには、表面がフラットな形状をしているものを選択しました。表面に凹凸がないので、ホコリの堆積を防ぐことが狙いです。
また、箱の移動には、フォークリフトを使用するので、パレット等の土台となる部分が必要でした。しかし、希望の入数を実現するためには、規格プラスチックパレットにない大型のサイズ(1800x900mm)が必要でした。
そこで、フリーサイズプラスチックパレット「リブレット」をベースにすることにしました。過去に「リブレットで軽く、衛生的に」という記事でも紹介したように、リブレットはフリーサイズで製作が可能なうえ、求められている衛生面においても優れたパレットです。
完成した通い箱は、リブレットの側面を立ち上げてトレー形状にしたものを土台とし、3面を覆う側壁(コの字型パネル)と、フロントのパネル、キャップの4点で構成されています。
3面の側壁を立てた状態で梱包作業を行えるので、作業性も良好です。