従来のロール製品、フィルム製品梱包では、製品をダンボール等の梱包箱に直接収めていた。以前はそれでも問題はありませんでしたが、昨今では、製品の高機能化に伴い、梱包仕様の改善が求められています。
今回、このロール固定材をご採用頂いたユーザー様のご要望は以下の通りでした。
①納品先がクリーンルームなので、紙粉が発生する可能性のあるダンボールの仕様は避けたい。
②できるだけ省スペースで運用したい。
③表面がデリケートなので、表面には何も触れないようにしてほしい
そこで、低発泡ポリプロピレン製のシートを使用したロール固定材「Xスタンド」と、ケース(C式コンテナ)を組み合わせた梱包材を設計しました。
一般的には、ロール製品を固定する部材は規格品が多く、サイズの融通が利かないことがありますが、このXスタンドは、ロールの内径、外径に合わせて設計することができるので、全てのロール製品に対応でき、無駄なスペースを極力小さくすることが出来ます。
また、製品を挟み込むだけで、固定できるので、製品同士が接触することがなく、輸送中に表面に傷が付くことがありません。縦置き、横置きの両方に対応できるので、製品の特長や重量など、用途に合わせた梱包が可能です。
製作には、金型ではなく、安価な木型を使用するので、イニシャルコストを従来の1/10以下に抑えることが出来ます。
外装箱にはプラダンを使用していますので、紙粉の発生の心配がなく、衛生的に運用して頂けます。
※画像は分かりやすいように、ケース表面を切り取ってあります。
事例 No. | 0053 |
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目的・用途 | 衛生・品質, 通い箱(通函) |
商品 | プラダン(その他の形式) |
業界 | 高機能原料 |
材質 | 外装箱:プラスチック段ボール5mm ロール固定材:スミセラー3mm |
サイズ | 600x450x410(ケース外寸) |