ユーザー様が現状使用しているスチール製の大型ボックスパレットのコストが約20万円と高額で、ボックスパレットの樹脂化によるコスト削減を目的に製作いたしました。
現行仕様のサイズが1500x300x370Hと特殊なので、土台部分に規格のパレットを使用することが出来ませんでした。
そこで、土台部分には、フリーサイズで製作が可能なプラスチックパレット「リブレット」を使用しています。通常のリブレットとは異なり、スリーブを被せる必要が発生するため、トレー型に加工した「リブレット」を使用しています。
蓋部分にはプラダン(10mm)、スリーブにはプラダン5mmを2重にして使用しています。スリーブをプラダン5mmの2重にしているのは、間にPP製の透明フィルムを挟み込んで、のぞき穴を設置するためです。
のぞき穴は、製品を梱包したあと、「ベルトでパレットと製品がきちんと固定されているかどうかを、外から確認できるようにしたい。」というユーザー様のニーズに応えるため、特別に設置しました。
スチール部材がメインの現行仕様が、1台あたり約20万円のコストであったのに対し、主たる部材を樹脂化したこと本仕様では、1台あたりのコストが約5万円となり、費用を約4分の1に抑えることが出来ました。