プラダンには様々な加工方法が存在します。ここで紹介するのは一部ですが、これらの加工方法を用いて、ご希望に合った仕様のプラダン加工品を製作することが可能になります。
◆トムソン加工
木型を用いた打ち抜き方式で作製する方法です。量産数量の多い時に用いられます。5mmまでの薄物のプラダンで対応可能です。加工費が安価になりますが、別途木型代が発生します。
CADを用いて製作した図面を基にカットしてくれる機械です。サンプルの作成時や量産数量が少ない時、厚物のプラダンをカットする際に使用されます。加工費は割高ですが、型代は発生しません。
段ボールの加工品と同じように、折り目を入れる加工です。プラダン(ダンプラ)の厚みが増すほど、反発が強くなるので曲げにくくなってしまいます。
シートの表面に熱した金属の刃を押さえつけ、溶かすことによって、罫線を作る加工です。厚みのあるプラダン(5mm以上)にも、しっかり折り目を付けることが出来ます。
シートを溶かした後、90度に角度を固定することで、L字型のシートを作ることもできます。
熱罫線機
主に金属製の円柱状の鋲で、片側にやや直径の大きい頭がついています。対象物の穴に通したあと、反対側も同様の形状に潰すことで、ジョイントします。同様の目的に用いるボルト・ナットやネジと異なり、容易には取り外しができず、半永久的な締結用途に用いられます。
用途に応じてプラスチック製のリベットも使用可能です。
リベット機
金属リベット プラリベット
◆超音波溶着
超音波溶着とは加熱性樹脂(プラダンも含まれます)を微細な超音波振動と加圧力によって瞬時に溶融し、接合する加工技術です。
リベットのように鋲を必要としないので、外れた鋲が異物混入の原因になるリスクがありません。
加工部分が写真のように少し凹みます。
超音波溶着器
シルク印刷(スクリーン印刷とも言います)は、版材に絹(シルク)の布を使った印刷方法です。絹目の間からインクをヘラで擦ることで適量押し出し、元板の隙間から印刷物にインクを乗せます。
現在では、絹糸ではなく、インクの通りが良いように開発された化学繊維の糸で織られた布を使うことが多くなっています。
また、インクを載せることで、多色印刷を行うことも可能です。
ご希望に合った仕様のプラダン加工品を製作いたします!